ディエゴ講座

○概要
ニューヨークのとある路地裏に住む青年。体の弱い母親のため、ストリートファイトで日々の生活費を稼いでいる。ストリート最強と噂される彼はまた、近所の子供達から慕われるヒーローでもある。半面、生活エリアの外側の世界には反発心を持ち、表面では興味のない素振りを示していた……(公式HPより)

DOA6で初登場の「王冠なきストリートヒーロー」。
ストリートファイトを主とする経歴・戦闘スタイルから、チンピラ気質かと思えば愚直に強さを求めるクリーンさも見受けられる。DOAの男性キャラはそういった部分(ジャンリーやレオン)や仕事人気質なところ(ハヤブサやバイマン)が強いので、ここらでダーティなチンピラキャラがほしかったところではある。
もっともそんなキャラを誰が支持するのかという話ではあるが。

○特徴
中量級火力特化キャラ。技と立ち回りのシンプルさ故に真正面から相手を崩して高火力を叩きこんでいく。
DOA5でいうレオンに近い戦闘スタイルである。
レオンとは
・ワンコンボのダメージの高さ
・ガードブレイク技の多さ
・投げダメージの高さ
・サイドステップに強い
・(何故か)空中投げを所有
といった共通点がある。


欠点としては
・上中段→下段の派生に乏しい。というかまったくない。全キャラ中ワーストクラス
・距離調整と近距離以外が苦手。小技はあまりその場から動かず、逆に大技は動作が大きい傾向にある
・技数が少なく良くも悪くも読み合いが発生する(ランクがあがると顕著)
・Pと6P以外に発生が速い技が少ない(Kですら13F)
が挙げられる
技数が少なくやることが割と明白なため、初心者にもオススメできるキャラクター。
豪快な技で有利Fを押しつけ、こちらのターンにもっていく強引さはまさにストリートファイト。
無料版で開放されているキャラクターでもあるのでぜひ一度触れてみてほしいところ。


○主要技
P(上段)
10F発生の標準性能。これである程度択に持ち込めるのが強い
PPPP・・・ガードさせてディエゴ有利
PPPP(タメ)・・・ガードさせて大幅有利
P4PP・・・2段目以降がサイドステップに強い。ガードさせてディエゴ有利。すべて上段なので潜りに弱い
P4PK・・・4PKと同性能

6P(中段)
12F発生の標準性能。中段であるため、潜りに強いが、崩し手はPに劣る
6PP・・・フック。サイドステップを狩れる
6PPP・・・3段目は上段
6PPK・・・中段K派生・コンボパーツに
6PK・・・性能は6Kと同じ

4P(上段)
15F発生でサイドステップに強い。
4PP・・・ガードさせてディエゴ有利。壁バウンドあり
4PK・・・中段派生なので潜りに強い。ただしガードされるとディエゴ不利

1P(下段)
数少ない下段で、姿勢が低くなる上にサイドステップに強い。
1PP・・・中段のタックル派生。ディエゴの代名詞。ガードさせて微不利なのでどんどん使える上に、相手を壁に追い詰めていれば壁バウンドと追撃が見込める便利な技。おそらくだが、1Pがカウンターで入ると2段目はホールド不可。難点としては派生がこれしかないことと2段目がサイドステップに弱いこと(しかしサイドステップは1P→投げで潰せるので、ある意味では読み合いにもちこめる利点でもある)

66P(中段)
「オァァー!」1PPと同性能の豪快タックル。
リーチの長さと威力の高さがウリだが意外と潰されやすいので乱発厳禁。クロースヒットあり

K(上段)
13Fの回し蹴り。サイドステップを狩れる便利な技
KK・・・上段派生。ガードブレイクがあるためガードされても反撃は受けにくい。それどころかガードさせてディエゴ有利
KP・・・中段派生。2段目が浮かせ性能が高いので、ヒット時は追撃が見込める。ただしガードされると不利。また、2段目のPはリーチが長くないので、初段のKが先端当てだと結構2段目は空振りになりやすい。

6K(中段)
発生13Fの膝蹴り。前に踏み込むため、リーチが意外とあり、発生13Fはディエゴの中では速い方。
相手との距離も縮まるため、接近手段にも使えないこともない。
ただしほとんど有利にならない(+4F程度)。
当てやすいので、カウンターヒットで微有利な状況をつくるときに使う

66K(中段)
リーチの長い前蹴り

4K(中段)
リーチとリターンを兼ね備えた技で、当てたときの有利Fが大きい。
しかし、技後は背向けになり、ガードされるとー5F不利なので先端当てを意識しよう。

8K(上段)
浮かせ技。結構高く浮くので高火力コンボを叩き込みたいときに重宝

3K(中段)
ミドルキック。その場をほとんど動かない。
当てても有利が少ないが全体動作も短めな小技。

7K(中段)
四股踏み。下段に強く、ヒットするとフェイタルスタン。リターン重視の技だが、硬直も長め

H+K(中段K)
追尾つき&そこそこのリーチの蹴り。ディエゴのサイドステップ狩りの中では数少ない中段

2H+K(下段)
サイドステップに強い下段。ただし発生は遅く有利も少ない(+6F前後)

236P(中段)
ショルダータックル。その場をほとんど動かない上にリーチも短いが、ガード時の有利が大きく、高威力

214P(中段)
軽くジャンプして勢いよく拳を振り下ろす。下段(主に下段起き蹴り)に強く、かなり前に踏み込む。
地面バウンドするため、ヒット時は追撃可能。

○立ち回り
1.ガードブレイクでディエゴ有利を
ディエゴは中遠距離でやれることが乏しく、中下段の崩しは全キャラでもトップクラスの乏しさ。
そのため、必然的に近距離でフレーム有利の展開から攻めざるを得なくなる。
KK、4PP、PPPPなどをガードさせるとディエゴ有利の状況になる。
まずはフレーム有利の状況をつくろう。そこから暴れ潰しと投げの2択を迫ろう。

KK・・・+9F前後。一番狙いたい
4PPまたはP4PP・・・+3F前後
PPPPまたは236P・・・+5F前後

使いやすさとリターンを兼ね備えたラインナップである。特に始動技のPは発生10F、Kはサイドステップを狩りつつ発生は破格の13F。
初段追尾つきでこの発生は十分速い。
ただしKKとP4PPはともにすべて上段技なので、しゃがみや潜り技に弱い。
相手が対応してくるのであれば、対となる中段の選択肢も用意しておこう。

KP・・・Pが中段。ただしリーチが微妙
PPK・・・中段K。こちらはそこそこのリーチ。おまけにサイドステップを狩れる


2.1P暴れ
1PP暴れが非常に強い。下段&潜りでサイドステップにも強い上、1PPは反撃が確定しない。
また、1PPがカウンターで入ると1PP2段目は(恐らく)ホールド不可。
ディエゴでは数少ない潜り技でリスクも少ないので積極的に使っていこう


3.投げへの意識配分
ディエゴは投げの威力が地味に高い。狙いたいのは66Tと41236T。
ともに壁際だと技が変化し威力が上がる。
特に壁に相手を背負わせたときの41236Tは威力もさることながら、技後相手は起き蹴り不可なのが強い。

4.打撃の択(リスク・リターン)
ディエゴは技の少なさから相手にとっても技は読みやすい部類にあたる。なので各主要打撃の対となる選択肢・派生を押さえておくだけでも大分戦い方が変わる

P(最速上段)
①PP→投げ・・・ガードされた場合。PPがカウンターヒットなのでクリティカルがとれたら浮かせ技と投げの2択になる
②PPP・・・①の対となる選択。3段目のPが中段かつ2段目からのつなぎが速いため、サイドステップが地味に難しい。
③PPPP・・・ガードさせて大幅有利。派生がないので読まれやすいかも

K(サイドステップ対応の上段K)
①KK・・・狙いたい。吹き飛ばし性能が高く、ガードさせてディエゴ有利だが、上段なので読まれるとしゃがみなどで潜られやすい
②KP・・・中段。しゃがんだ場合これが当たる。当たると浮くので安定したリターンがとれる。リーチが短いので1段目のKが先端で当たると見事に空ぶる

6K(13F中段K)
まあまあな発生とリーチをもつのでディエゴの中ではかなり当てやすい技。ノーマルヒットで+4F、カウンターヒットで+10F前後の有利。ここではカウンターヒットした時の選択肢を確認してみる
①P・・・カウンターヒット時だが、唯一クリティカル継続できる技
②上段投げ・・・①の上段ホールド読み
③1P・・・①の上段ホールド読み。壁バウンドするので相手を壁に追い詰めている時に有効
④7K・・・フェイタルスタンを誘発。①~③はすべて下段ホールドで対処可能なので、それに対する選択肢として


○コンボ
浮かせ技は3P+K(中段P)、8K(上段K)、9K(中段K)など
全体的にコンボ難度は低め
①PPPP
②6PPK
③SSS→空中T
④KP→66P
⑤214P→236Pまたは66Pまたはブレイクブロー
⓺SSS→6PPK